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 いよいよキャンプインを迎えるプロ野球。最近では、選手の素顔などを配信する球団独自のSNS運用も活況だ。そうしたなか、オリックスが「SNSの使い方」を大学生に教わった。

 昨年12月、摂南大、阪南大、関大、大商大が参加した発表会があった。関大は球団の公式インスタグラムについて提言。11月のある週の1日の平均投稿数をみたところ、オリックスは10・5。阪神の2・4、ソフトバンクの0・2と比べて圧倒的に多かった。

 一見、「マメな」投稿に見える。ところが学生らは「多く投稿されると、友達の投稿にたどりつくまでに時間がかかる。結果フォローを外すことにもなる」とダメだし。「投稿こそ一球入魂」とまとめた。

 関西空港にはアジア各国と結ぶLCCが多く就航する。大商大は、関東の球団より比較的アジア圏に近い地の利に着目。海外のファン獲得のためにも、SNSも多言語対応するべきだとし、「オリックスよ、海を渡れ」と助言した。

 この企画は、京セラドーム大阪(大阪市西区)を本拠にする球団が進める地域密着活動の一環。大阪府高槻市や東大阪市といった2軍のホームゲーム会場周辺にある大学の経済学部生に課題解決の場を提供し、その過程でオリックスに興味を持ってもらう狙いがある。今回のテーマ「SNS」はその4回目。過去には2軍戦のチケット販売エリア拡大につながったこともあった。ファーム事業グループ長の岡村義和さんは「学生のアイデアにはなるほどと納得させられることもある」と話す。

 「SNS」の回で講師役をつとめた広報部の花木聡プロジェクトマネジャーは発表を聞き終え、「耳に新しく、痛い話もあった。案は担当者に伝えます」と苦笑い。球団のキャンプ中のSNS発信に注目だ。(藤田絢子)