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 北里大学病院(相模原市)が、医師の勤務時間を就業規則で定めずに違法な残業をさせ、労働時間の把握も怠っていたなどとして、相模原労働基準監督署(同)から労働基準法違反で是正勧告や改善指導を受けたことがわかった。勧告や指導は昨年12月27日付。

 北里大病院の関係者によると、同病院は「勤務時間管理規程」に従って職員の勤務を管理し、所定労働時間は週38時間とする▽残業させる場合は責任者の承認が必要▽休日出勤した場合は原則1週間以内に振り替えの休日を与える――ことなどを定めている。だが、医師や管理職はこの規程の「適用除外」にしていた。

 北里大病院は全国に85ある、高度な医療を提供する病院として国が承認する「特定機能病院」の一つ。関東信越厚生局に提出した業務報告書によると、2016年10月時点で医師約600人、看護師約1300人が勤務しているが、医師は始業・終業の時刻や所定労働時間、休日についてのルールがない状態で働かされていたことになる。

 同病院の職員によると、職員の出退勤時間を打刻するタイムカードはあるが、医師の多くは出勤か退勤のどちらか一方のみを打刻するよう病院側から指導されていたという。職員は「医師が誤って出退勤時間の両方を打刻すると、事務担当者から怒られた。24時間以上連続で勤務する研修医もおり、長時間労働が長年常態化している」と明かす。

 同病院によると、医師の勤務時…

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