拡大する写真・図版 肝が入ったフグの切り身パックを販売した容疑で、スーパーに家宅捜索に入る愛知県警の捜査員ら=16日夜、同県蒲郡市

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 愛知県蒲郡市の食料品販売店「スーパータツヤ」が、販売が禁じられているヨリトフグの肝を店頭で販売した問題で、県警は同店を食品衛生法違反の疑いで16日に家宅捜索した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜索は16日夜にあり、捜査員数人が店内に入った。店の関係者からも事情を聴いたとみられ、販売の経緯などを調べる。県も同日、同法に基づき立ち入り調査に入っていた。

 地元の海産物販売業者によると、ヨリトフグの肝は、昔から地域で鍋などの具材として親しまれていたという。県の調査に対し、店側は「無毒で、売っても構わないと思っていた。長年、肝臓を販売していた」と説明しているという。

 県によると、店は15日、肝を含んだフグの切り身を5パック販売、うち2パックが消費された。その日の午後、購入者から豊川保健所への連絡で販売が判明。県は同法に基づき店に回収命令を出した。立ち入り調査では、切り身パックの製造記録や販売記録は見つからなかったという。健康被害は確認されていない。

 店は1998年にフグ処理施設の設置届を出していた。社長は朝日新聞の取材に「今後、フグ類は一切売らない」と話している。

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