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 神奈川県大井町で昨年12月、パトカーの追跡を受けていた飲酒運転の車に衝突され、乗用車の女性(当時63)が死亡した事故で、県警は事故を起こした車に同乗していたとして、当時消防士だった常盤海斗容疑者(21)=同県湯河原町=ら男女4人を道路交通法違反(酒気帯び運転同乗)の疑いで逮捕し、29日に発表した。4人は、酒気帯び運転の車に同乗していた事実は認める一方、容疑を一部否認しているという。

 事故は昨年12月15日夜、大井町の交差点で発生。同県小田原市で警報機の鳴る踏切に進入したとして、約4キロにわたってパトカーに追跡されていた車が、赤信号の交差点に時速約100キロで突っ込み、女性が運転する車に衝突したという。

 衝突した車には、運転していた男(20)=自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転など)の罪で起訴=のほか6人が同乗していた。県警は、現場から逃げた常盤容疑者ら4人を酒気帯び運転同乗の容疑で29日までに逮捕した。現場にとどまった2人については同容疑で書類送検する方針。

 7人は南足柄市内の飲食店で2時間半~3時間にわたり飲酒した後、別の店に向かう途中だった。常盤容疑者は同県茅ケ崎市消防本部に勤務していたが、事故を受けて今月12日に停職6カ月の懲戒処分となり、依願退職した。(古田寛也、伊藤和也)