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 夫のお弁当を作ろうと思って、インターネットや本で調べてみたのですが、いざ作ろうと思うと重たい腰が上がりません――。こんな投稿を朝日新聞の声欄に掲載すると、全国各地からアドバイスや温かいメッセージが寄せられました。投稿者の疑問や不安を出発点にして、お弁当づくりのコツを調べてみました。

 きっかけの投稿をしてくれたのは、長野県の花岡薫さん(31)です。夫(31)と8カ月になる子どもの3人家族。元々、共働きでしたが、妊娠出産を機に退職しました。いずれ仕事もしたいと考えています。そんな花岡さんには、心に引っかかっていることがありました。4年前、結婚したての頃の夫の言葉です。

 「お弁当作ってくれたらうれしいな」

 ただ、その時は花岡さん自身が朝早い仕事をしており、その後は子育てに追われ、実現できなかったそうです。「心の中で引きずっていたんです」と言います。

 お弁当は、Instagram(インスタグラム)などSNS上で、話題のコンテンツです。「#お弁当」で検索すると、567万件ありました。欧州ではBentoとして人気です。

 「器用ではないけど、料理本を見るのは好き」という花岡さんにとって、何がハードルなのか、どうしてモチベーションが上がらないのか聞いてみると、「朝の早起き」や「おいしいと言って食べてくれる場面を見られない」、「同じものを何度も作ってしまうかもしれない」といった不安があり、踏み切れないそうです。

 お弁当づくりのコツを教えてくれたのは、4人の子育てをするジャーナリストで、東京都市大学客員教授(保育児童学)でもある猪熊弘子さん(52)です。お弁当づくりを始めたのは、6年前。子どもが高校に入学し、そのお弁当でした。昨年からは毎日、お弁当の写真を撮影し、友だち限定のfacebookにアルバムを作って公開しています。

 「楽しみにしていると友だちに言われたり、コメントしてくれたりするとうれしいし、張り合いになります」

 お弁当を毎日作り始めたことで、買い物の仕方が変わったそうです。

 「お弁当中心に考えて買い物をするようになったので、無駄な食材がなくなりました」

 「切り身もお弁当サイズのものを買うようにしています」

 猪熊さんは、基本的に冷凍食品は使わないそうです。「お弁当を食べるということは、毎日3食、私の作る食事を食べて育つということ。栄養のバランスは気になりますね」と話します。

 それでも、毎朝お弁当に費やす時間は、30~40分程度。夜のうちに、翌日の作業のイメージをしておくそうです。「適度に、前日夜や週末に作り置きも必要ですね」と言います。

 手際よく、毎日お弁当をつくるポイントを尋ねると、いくつか決まり事を挙げてくれました。

 ①主食のごはんと卵料理は定番…

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