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 2月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けて、韓国と北朝鮮が17日に合意した女子アイスホッケーの南北合同チームを巡り、韓国側には波紋が広がっている。エントリーできる選手は23人だが、北朝鮮側が10~12人を出場させたい考えを韓国側に伝えているという。

 韓国アイスホッケー協会によれば、女子代表の候補選手は現在24人。18日に代表23人を選抜する予定だったが、先行きが不透明になった。米国出身のマリー女子代表監督は16日、記者団に「我々はコントロールできない。五輪間近に新しい選手が加わるのはやや危険だ」と懸念を示した。

 17日現在の女子アイスホッケーの世界ランキングは韓国が22位、北朝鮮が25位。韓国の李洛淵(イナギョン)首相が16日、韓国記者団との懇談会で「女子アイスホッケーはメダル圏内にいない。北の実力のある選手が何人か加われば戦力が強化される」と語ったことも波紋を広げた。世論は猛反発。大統領府のホームページには「(選手は)4年間苦労してきたのに、政治の論理で機会を奪うのか」「メダル圏にないから、犠牲になっても良いのか」と非難の書き込みが殺到した。

 17日に平昌五輪の選手村などを視察した文在寅(ムンジェイン)大統領は「南北関係の改善に助けになる」と述べ、理解を求めるのに必死だった。エントリーの提出期限は27日に迫っている。(ソウル=牧野愛博)