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 ルーマニアで、欧州議会議員のビオリカ・ダンチラ氏(54)が首相に就任することが確実になった。同国で女性の首相は初。与党・社会民主党が推すダンチラ氏を、ヨハニス大統領が17日、次期首相に指名した。最大10日間をかけて組閣に取り組み、国会の手続きを経て政権が発足する。

 ルーマニアでは安倍晋三首相との首脳会談を16日に控えていたトゥドセ前首相が、前夜に辞意を表明。16日朝に首相代行が指名された。

 トゥドセ氏の辞任は、与党の最高実力者であるドラグネア下院議長との対立で党の支持を失ったことが原因。権力闘争の結果、日本の首相との行事をキャンセルするドタバタ劇に、国内で批判の声が噴出した。在ルーマニア日本大使館のフェイスブックページには、一般市民とみられる人たちから多数の謝罪の言葉が寄せられている。

 ダンチラ氏は社会民主党の女性部門トップも務め、ドラグネア氏に近いとされる。同党は昨年6月にも、当時首相だったグリンデアヌ氏を辞任させている。(ウィーン=吉武祐)

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