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「世界で最も過酷なマラソン」を主催する パトリック・バウワーさん(60)

 なぜ、サハラ砂漠をマラソン大会の舞台に? そう問うただけで、もう話は止まらない。いかに砂漠が人の心を魅了し、どれだけ多くの人生に大きく、前向きな変化を与えてきたのか――。

 写真家だった27歳の時、「想像もつかない体験がしたい」と母国フランスからモロッコに渡り、たった一人、サハラを350キロ歩いた。圧倒的な自然と相対すると感覚が研ぎ澄まされ、情熱がふつふつわいてきたという。

 この体験を多くの人と共有したい。2年後の1986年、参加者23人で第1回サハラマラソンを開いた。周囲からは「どうかしている」と言われた。

 参加者は支給される水を除き、…

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