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 強い立場の人間が、立場をかさにセクハラに及んでくる。仕事などへの影響を考えると、声は上げにくい。周囲も見て見ぬふり。アンケートに届いたそんな意見を紹介します。また、届いたメールをもとに、立場の弱い就活時などの被害について考えます。過去の被害を告発した20歳の女性の思いも聞きました。

「次の被害 防いだ」と思いたい 高校時代のセクハラを告発した知乃さん

 高校時代に受けたセクハラについて昨年末、相手の実名を挙げてツイッターで告発した、劇団主宰の知乃(ちの)さん(20)に話を聞きました。

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 俳優として活動していた高校2年の時、プロデューサーから「2人で打ち上げをしよう」と言われ、食事の後でカラオケ店の個室に連れていかれ、被害に遭いました。家族にも劇団の人にも「気をつけて」と言われていたから、「気をつけられなかった私が悪い」と思って誰にも言えず、1年以上自分を責めました。女性は幼い頃から「防御しろ」とすり込まれ、痴漢に遭っても「スカートが短いから」などと言われるので、被害に遭っても声を上げづらいのではないでしょうか。

 当時の私は肩書のある大人に反論しちゃいけないと思っていたし、売れたいと思っていたので断れませんでした。劇団を運営する立場になり、後輩が同じ目に遭うのは耐えられないと感じるようになりました。若い子ほど夢に貪欲(どんよく)。貪欲さを利用されたのも許せなかった。

 当時は泣き寝入りするしかないと思っていましたが、それは声を上げる手段を知らなかったから。弁護士に相談するとか、闘うすべはいくらでもある。演劇界でセクハラを受けた時に相談ができる場所や、女の子が「ノー」と言っても仕事がなくならない仕組みも作っていきたいと考えています。

 海外では、幼稚園レベルから「嫌なことをされたらノーと言っていい」などと教えていると聞きましたが、日本ではそういう動きはない。セクハラは法の目をかいくぐって行われることが多いので法整備をしてほしいけど、してくれない。公的機関が助けてくれないなら、当事者が動いていくしかないと思います。

 告発後、プロデューサーは謝罪…

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