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 ヘルスケアの分野で独創的なアイデアを持つ新事業を支援する狙いで経済産業省が主催した「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2018」が18日、東京都文京区で開かれた。最優秀のグランプリには、仮想現実(VR)や人工知能(AI)の技術を利用したリハビリテーション治療機器を開発した「mediVR」(メディブイアール、原正彦社長)が選ばれた。

 コンテストは3回目。事前審査を勝ち残った5社が自社の事業をアピールし、経産省職員や医師、ベンチャー企業経営者らが、「新規性」「革新性」「成長性」「将来性」などを基準に審査した。

 グランプリに選ばれた治療機器は、患者がVRで再現された理学療法士の指示を受けながら、歩く機能の維持や回復などをめざすことができるという。AIを利用し、最適なリハビリ方法を行える特徴もある。「職人技」とされている理学療法士の経験や勘に基づく技術を数値化して再現した点が評価された。

 同社の原社長は「国内の多くの方々のサポートに支えられ、事業化することができた。世界の舞台で戦い、日本の実力を発信していきたい」と話した。

 このほか、尿から栄養の過不足を評価する検査方法や、スマホアプリを使って、両親など離れた場所で暮らす人の家にあるハト時計を鳴らし、思いを伝えることができる仕組みなどのアイデアが発表された。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

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(田之畑仁)

田之畑仁

田之畑仁(たのはた・ひとし) 朝日新聞記者

1998年朝日新聞社入社。富山支局、田園都市支局、東京本社・大阪本社科学医療部などを経て、2010年4月からアピタル編集部員。