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 大雪の影響でJR信越線が新潟県三条市で約15時間半にわたって立ち往生した問題で、JR東日本新潟支社は19日、三条市から代替バス運行の提案を受けたが、断っていたことを明らかにした。今井政人支社長が記者会見し、「小さいバスで全員を輸送するのは難しい。周辺の道路状況からピストン輸送なども不可能と判断した」と説明した。

 乗客約430人が乗った信越線は11日午後7時前に立ち往生し、12日午前10時26分に運転を再開した。同支社によると、12日午前2時半、三条市から県を通じて「消防がマイクロバスを用意できる」と連絡が来た。今井支社長は「その時は全員救済が前提だった。一部のお客様だけでも救済するという考え方からすれば誤りだった」と釈明した。

 国土交通省は19日、JR東日本に対し、駅間で列車のトラブルが起きた場合、運行再開と乗客救出を並行して行うためあらゆる手段を講じ、バスなどの事業者と協力体制を整えるよう指示した。石井啓一国交相は閣議後の会見で「体調不良の方も出るなど利用者に多大な迷惑を及ぼすことになったことは誠に遺憾」と述べた。

 また国交省はこの日、全国の鉄道会社に対して、トラブルの際に乗客を救出する仕組みを整えて、1カ月以内に報告するよう指示した。