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 好調な輸入車販売の中でも特にドイツ車の人気が続いている。2017年はディーゼル車やSUV(スポーツ用多目的車)の新型車がよく売れた。メーカー別の販売数でみると、輸入車の上位5位は前年に続きドイツ勢が独占、うち3社が過去最高を更新した。18年も日本の客の好みに合わせた新車を相次いで投入し、販売攻勢を強めていく。

 「本当にいい成績を残すことができた」。19日に都内であったメルセデス・ベンツの新車発表会で、日本法人の上野金太郎社長は満足げに話した。

 17年の販売は前年比1・2%増の6万8221台。5年連続で過去最高を更新し、輸入車1位も3年連続だ。ともに高級車種の「Eクラス」やSUV「GLC」などがよく売れた。

 上野社長はドイツ車の好調ぶりについて、「顧客の好みにあった品ぞろえや、多種多様なニーズにこたえる対応が功を奏している」と分析。この日発表したオープンカー「Eクラス カブリオレ」は、消費税込み735万円からで3月に発売する。10車種以上の新型車や一部改良車を年内に投入し、現在33車種の品ぞろえを充実させる。

 輸入車2位のBMW、5位のBMWグループMINIも過去最高を更新。BMW日本法人のペーター・クロンシュナーブル社長は、一部改良して売り出した電気自動車「i3」の発表会で、国内の新車販売に占める輸入車の比率が1割に満たないことに、「さらに伸びる余地は十分ある」と自信を見せた。

 一方、排ガス不正問題の影響で低迷していたフォルクスワーゲンも、17年の販売は3年ぶりに前年を上回った。ただ、過去最高だった14年(6万7438台)には遠く及ばず、V字回復に躍起だ。今春には主力の小型車「ポロ」の全面改良を控えており、さらなる販売増を目指す。(高橋克典)