[PR]

 2020年東京五輪・パラリンピックの公式マスコットを小学校のクラス単位で決める投票が全国で進む中、フランス語圏向けのインターナショナルスクール「東京国際フランス学園」(東京都北区)に通う小学生500人(19クラス)も投票先を決めた。決定過程では、フランス大統領選で使われた方式を用いるクラスもあった。

 学園では、事前にクラスごとで話し合ったり、投票したりして、それぞれの投票先を選んだ。ア案を選んだ4年C組のロマンさんは「ピンクと青がそろって面白い」。5年D組のミロ君は「元気そう」とイ案を推したが、クラスで話し合い、ア案に落ち着いた。

 19日のセレモニーでは、代表者が各クラスで選んだマスコットの紙を封筒に入れて壇上の箱に投票。ア案14票、イ案5票、ウ案0票で、学園としてア案が最も人気だったことを伝えられると、生徒たちは拍手で結果を歓迎した。大会組織委員会国際広報でフランス人のトリスタン・ラビエ氏は「生徒たちの参加意識を高める、いい取り組みだと思う」と目を細めた。

大統領選さながらの決選投票も

 ア案を選んだ5年B組では、最初の投票でクラス28人の過半数に達した作品がなかったため、ア案とウ案とで決選投票をしたという。ウ案を推したエリヴィアさんは「ちょっとがっかりしたけど、アも悪くなかった」と納得の表情。フランスでは昨年の大統領選でも決選投票が行われており、学校関係者も「フランスならでは」と笑った。

 4年C組のジャン君は「学級委員を選ぶ時は無記名投票するけど、誰の絵を廊下に飾るかを決める時は挙手。決めることの大事さによって方法を変えている」と話した。

 マスコットのインターネットでの電子投票は2月22日まで続くが、全国約2万1200校のうち1万3228校が、投票に必要な事前登録を15日までに終えた。そのうち、国内の外国人学校は20校だという。(野村周平