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 オーストラリア東部レノックスヘッド沖で18日、海水浴中に沖に流された少年2人が、小型無人飛行機(ドローン)を使って救助された。地元ニューサウスウェールズ州は、ドローンを使った海難救助としては「世界初」としている。現地メディアが伝えた。

 報道によると、18日午前11時半ごろ、17歳と15歳の少年が3メートルほどの大波にのまれたとの通報が近くの水難救助隊に入った。救助隊員がドローンを飛ばし、上空の映像から700メートル沖に流されている少年らを確認。ドローンから棒状の浮き具を海面に落とした。ここまで70秒ほどしかかからなかったという。少年たちは浮き具につかまり、自力で泳いで岸に着いた。

 同州は昨年12月、海の安全へのドローン活用に43万豪ドル(約3800万円)の予算を使うと発表。ビーチの近くに人間を襲うサメがいないかを海上から見つけるのが大きな目的だが、海難救助にもつながった。

 南半球の豪州は現在、夏。各地のビーチは、海水浴を楽しむ人たちでにぎわうが、昨年6月末までの1年間に全国で50人がおぼれて亡くなった。(シドニー=小暮哲夫)