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 名張市生まれの江戸川乱歩(1894~1965)が、初期の代表作「屋根裏の散歩者(さんぽしゃ)」を完成させた場所は亀山市関町坂下の法安寺所有の「岩屋観音」だとする論文が昨秋、発表された。岩屋観音は末期がんを患った乱歩の父の療養先。論文を書いた京都女子大学(京都市)非常勤講師、宮本和歌子さん(40)は「乱歩と亀山の貴重な接点。亀山での生活が作品に影響を与えた可能性もある」と話す。

 乱歩の随筆によると、大阪在住の乱歩は1925年の4~6月ごろ、療養中の父を見舞うため何度か三重に足を運んでいた。看病しながら6月の締め切り日に「屋根裏の散歩者」の原稿を書き上げ、7月の雑誌「新青年」に掲載。約2カ月後に父を亡くした。

 宮本さんは大学で日本近代文学を教え、乱歩を研究している。乱歩の随筆「あの作この作」で療養先は「三重県の関駅から近江の国境の方へ上った所」と記されているが、具体的な場所は不明だった。

 岩屋観音は、JR関西線関駅の…

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