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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が今季7戦を終えていまだ個人戦で勝利なしなのは、本人が不調なのか、それとも海外勢が強くなったのか。得点でみると、海外勢の躍進が顕著となっている。

 ジャンプは、2回飛んだ飛距離点などの合計点で競う。飛距離点はK点を基準に、着地点の距離で60点から加減される。そのほかに、着地で両腕を水平に上げて足を前後にずらすテレマーク姿勢などの飛型点、追い風や向かい風、スタート位置による補正点などを総合して決まる。

 試合日の風の状況や、スタート位置の設定によって積み上がる得点に違いが出るが、高梨は今季ここまでの7戦の平均得点は、昨季の平均とほとんど変わっていない。一方で、今季5勝のマーレン・ルンビ(ノルウェー)、2勝のカタリナ・アルトハウス(ドイツ)は平均で35点以上、伸ばしている。

 高梨が2人に勝つためには、昨年までの調子に戻すというより、さらに1ランク実力を上げないといけないことになる。全日本スキー連盟の斉藤智治ジャンプ部長も「それぐらい、あの2人はうまくなっている」と厳しい現状を認めている。(勝見壮史)

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W杯での1試合平均得点

      2016~17年 17~18年 

高梨沙羅 ①243.2 ③244.3 

伊藤有希 ②235.0 ④236.4 

ルンビ  ③230.1 ①265.4 

アルトハウス ④225.7 ②262.6

小数第2位を四捨五入。丸数字はW杯総合順位。17~18年は第7戦終了時

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