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 第40回全国高校柔道選手権県大会(県柔道連盟主催、朝日新聞金沢総局、北陸朝日放送など後援)が20日、金沢市小坂町の県立武道館で始まった。初日は個人戦があり、男女各5階級で頂点に立った10人が3月に日本武道館(東京)で開かれる全国大会への切符をつかんだ。21日は団体戦がある。

 男子個人戦は60キロ級から無差別級までに計79人が出場した。66キロ級の決勝では、大会連覇を狙う優勝候補の鶴来の若狭智也選手(2年)と金沢の関軒楽生(がく)選手(1年)が対戦した。

 「今までやってきたことを出し切って絶対に勝つ」と強気で臨んだ関軒選手は、試合が始まると、小外刈りでポイントを先制する。しかし、これを機に攻勢を強めた若狭選手に内股を決められて一本負け。「相手の気持ちに押されてしまった」と悔やむ関軒選手を、北井鉄明監督(49)は「後半は若狭選手の実力が勝ったが、関軒は非常に前向きな生徒なので、練習を続けていけばもっと強くなる」。

 試合後、オール一本勝ちで連覇を飾った若狭選手は「全部一本で優勝できたのはよかったと思う。団体戦では相手一人ひとりに自分の持てる力を出し切れるよう、最後まで頑張りたい」。関軒選手は前回の対戦より自分の進歩を感じたといい、「次は心をしっかりと鍛えてリベンジしたい」と気持ちを切り替えていた。

 女子個人戦は48キロ級から無差別級までに計22人が出場した。無差別級決勝で金沢の大和田理楠選手(2年)と対戦した金沢学院の前畑鈴音選手(2年)は一昨年の夏、練習中に左ひざの靱帯(じんたい)を切り、手術。その影響で昨年の大会には出場できず悔しい思いをした。

 「とにかく勝つことだけに集中した」。積極的に技を仕掛け、上四方固めで優勝を決めた。「全国大会では一つでも多く勝てるように頑張りたい」。笑顔がこぼれた。(浅沼愛)

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 各階級の優勝者は次の通り(敬称略)。【男子】60キロ級 大岡京聖(津幡)▽66キロ級 若狭智也(鶴来)▽73キロ級 別司宝聖(鶴来)▽81キロ級 喜成健斗(鶴来)▽無差別級 布目王雅(津幡)【女子】48キロ級 上倉舞知(金沢学院)▽52キロ級 山崎朱音(金沢) ▽57キロ級 渕田萌生(津幡)▽63キロ級 松井那菜子(金沢)▽無差別級 前畑鈴音(金沢学院)