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 智頭町西宇塚で、寒い冬の時期に作られて子どものおやつとして親しまれてきた「かき餅」作りが進んでいる。地元の那岐特産品開発研究会の会員たち10人が、丹精して育てたもち米にユズ、ニンジン、シソ、黒豆、青のりを練り込んで作った5色のかき餅をわらでくくって1列につなぎ、次々舞い込む注文に応じて県内外へ発送している。

 かつてはどの家でも作っていたが、作る人が減っており、次世代に残そうと1992年から取り組んでいる。黄色はユズの香りとほんのりした甘み、紫は梅干しの赤ジソの程よい酸味など、素材を生かした味わいが自慢。90代のメンバーもいて、慣れた手さばきだ。「『氷餅』とも言って、寒(かん)の水にさらして冷たい空気の中で乾かすと、いいかき餅ができる。年の暮れから寒さが続いていて良い出来」と会長の国政勝子さん(79)。作業は1月上旬に始め、3月中ごろまで続く。

 注文は3月5日まで受け付ける。1セット80枚で、送料・税込み3200円。問い合わせは同研究会(0858・78・0122)へ。(斉藤智子)