[PR]

 千葉市美浜区の市立海浜病院で、建物の老朽化が患者に影響を及ぼしかねない事態になっている。昨年12月には工事などに伴い手術の制限を一時検討した。本格的に改修するか、別の市立病院と統合するか――。市は来年度、厳しい経営が続く二つの市立病院のあり方について本格的な検討を始める。

 

災害時に不安 改修「待ったなし」

 海浜病院は1984年10月に開院。病院によると建物は耐震基準を満たしているが、天井から水漏れしたり、暖房用の温水を通す空調配管に穴が開いたりするなど、ここ2、3年で給排水の配管設備の傷みが激しくなったという。

 昨年度の水漏れのトラブルは150件以上で、日常的に修理が必要な状態。結露を防ぐために冷房用の配管のまわりに巻いた断熱材が水を吸いすぎて、廊下や検査室の天井の一部が抜けたケースもあった。

 昨年11月には、病棟の建物脇にあるエネルギー棟で暖房用の温水配管に穴が開き、この影響で手術室5室のうち3室で暖房がきかなくなった。12月に3日間の工事を予定し、手術件数の制限を一時検討。工事は1日で終わり、幸い患者への大きな影響はなかった。ただ、病院幹部は「新生児の部屋など替えがきかない場所に影響が出ないか」と心配する。

 2016年4月の熊本地震では熊本市民病院が機能を失った。リスクの高いお産を支え、胎児・新生児の診療を行う総合周産期母子医療センター。築30年超で耐震性能が低いと診断されていた建物は、天井や壁の一部が崩落し、病院で使う水をためていたタンクも壊れた。余震が続いて混乱する中、310人の入院患者が転院や退院を迫られた。

 海浜病院も夜間や小児の救急を…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら