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 米国の宇宙ベンチャー・ロケットラボ社が開発していた新型ロケット「エレクトロン」が21日、ニュージーランドから初の衛星打ち上げに成功した。同ロケットは、民間による月面探査レースで、米チームの探査機の打ち上げにも使われる。

 同社によると、エレクトロンは小型衛星の打ち上げ用の2段ロケットで、長さ17メートル、最大積載量は225キロ。現在、5機が製造中という。

 同社は、月面探査レースに参加している同国のチーム「ムーン・エクスプレス」と、探査機の打ち上げ契約を結んでいる。米チームは探査機の完成を発表していないが、準備などが順調に進めば、3月末の期限までにレース課題をクリアできる可能性が出てきた。

 日本のチーム「HAKUTO(ハクト)」は、インドのロケットで探査機を打ち上げを予定している。広報担当・秋元衆平さんは「また一歩、民間の宇宙産業が前へ進んだ。打ち上げの機会が増えて、価格も下がり、新しいプレーヤーが出てくることで民間の宇宙活動が活発になる。ムーン・エクスプレスの健闘も期待している」と話している。(田中誠士)