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 橋下徹氏(48)が政界に登場して、2月で10年になる。大阪から日本維新の会を率い、憲法改正などの重要な政治課題で発言を重ねて、国政に影響を与えてきた。だが、是々非々を掲げた維新は政権の補完勢力と見なされるようになり、本人は2年前に政界を去った。「橋下流」は日本政治に何をもたらしたのか。(池尻和生、左古将規、岡村夏樹)

 第2次安倍政権が発足して以来、年末恒例の会合がある。昨年12月28日夜、東京都内にある高級ホテルの和食店で、安倍晋三首相、菅義偉官房長官と向き合ったのは、維新代表で大阪府知事の松井一郎氏と橋下氏である。

 「憲法9条2項を削除するという意見があるが、国民の幅広い理解を得られるものでないとだめだ」

 関係者によると、こう語ったのは安倍首相。橋下氏と松井氏は「確かに難しいですね」と応じたという。首相は「まずは自衛隊を憲法に位置づけたい」と続け、自衛隊を憲法に追加明記する案を伝えたという。

 首相にとって橋下氏は、改憲議論を進めるうえで頼りになる存在だ。国会で発議できる衆参3分の2の議席を確保するうえで維新が必要というだけではない。その発信力の強さを武器に、具体的な議論を先行して打ち上げる「露払い役」を果たしてきたからだ。

 橋下氏は大阪府知事だった20…

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