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 アルビン・オカンポ(38)が18年間使ってきたジープニーのダッシュボードは、むきだしの絶縁テープで固定してある。マニラの厳しい暑さには、申し訳程度の扇風機を運転席の天井に取り付けた。その運転席に手を突っ込んできたシンナー狂いの悪ガキに、稼いだカネを盗み取られたので、オカンポはハンドル脇だけにカギがかかる金属製のドアを付けたが、それ以外はこれといった安全対策はとっていない。

 つい最近の金曜日の午後も、オカンポのジープニーにはかなりの数の客が乗っていた。ジープニーは、ひどい渋滞と排ガスに満ちたマニラを象徴する乗り合いの小型トラックで、フィリピン国内で製造されている。

 ビニール製の座席があり、ひざとひざを突き合わせるようにして詰めれば20人ほどの客が乗れる。女性客はバッグをしっかり握りしめている。開けっぱなしの窓から入り込む排ガスを避けるため、ハンカチを口に当てる乗客もいる。

 第2次大戦直後のマニラで、米…

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