朝日新聞襲撃事件、今問う意味 実録ドラマ制作者に聞く

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聞き手・滝沢文那
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 「グリコ・森永事件」「オウム真理教」など、今も生々しい記憶を残す大事件に迫るNHKスペシャル「未解決事件」。27日から2夜連続で放送される6作目は、「赤報隊事件(朝日新聞襲撃事件)」。30年前の“言論へのテロ事件”を取り上げる理由とは――。NHKの新名(しんみょう)洋介ディレクター(39)は「社会が窮屈な今だからこそ、検証する意味がある」と語る。

朝日新聞襲撃事件とは

1987年5月3日午後8時15分ごろ、朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が押し入り、犬飼兵衛記者と小尻知博記者に無言で散弾銃を発射し立ち去った。小尻記者は4日未明に死亡。東京本社銃撃、名古屋本社寮襲撃、静岡支局爆破未遂も続き「赤報隊」を名乗る声明文などが届いた。一連の事件は未解決のまま2003年3月までに公訴時効が成立した。

 ――「未解決事件」シリーズとは。

 歴史的事件を教訓にできる番組を作れないかという問題意識がありました。関係者にとっては、時間が経ってから話せることも多いですから。

 2010年の時効廃止で未解決事件はどうなるのかという機運もあり、11年、グリコ・森永事件からシリーズが始まりました。

 ――赤報隊事件が選ばれた経緯は。

 未解決の事件なので、シリー…

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