【動画】草津のスキー場で雪崩 「LIVECAMERA 」草津白根山ゴンドラ雲上カメラより
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 気象庁は23日午前、群馬県草津町の草津白根山で噴火が発生したと発表した。噴火後に近くの草津国際スキー場で雪崩が起きたとの情報があり、消防や警察によると、雪崩や噴石によりスキー場で訓練中だった陸上自衛官ら、少なくとも10人が骨折などのけがをした。

 吾妻広域消防本部によると、23日午前10時5分ごろ、草津国際スキー場の利用客から「本白根山が噴火し、ゴンドラに噴石が当たってけが人がいる」と119番通報があった。

 群馬県警長野原署によると、同スキー場で朝から訓練をしていた陸上自衛官4人が雪崩に巻き込まれ、別の自衛官2人が噴石のようなものに当たってけがをした。防衛省などによると、訓練中の30人のうち、4人が骨折、別の2人が重症となっているという。雪崩による不明者はいない。

 また、菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、「ゴンドラの乗客4人がガラス片で負傷したとの119番通報がある」と語った。消防によると、午後0時40分現在で確認されたけが人は10人で、けがの程度は不明。草津町役場によると、午後0時半時点で、スキー場のロープウェーの山頂駅に約80人が避難しているという。

 群馬県の大沢正明知事は、陸上自衛隊第12旅団に対し、災害派遣要請をした。防衛省は陸自ヘリを現場に派遣したのに加え、全体の被害状況を確認するため、第48普通科連隊の先遣隊と第12偵察隊を草津国際スキー場に派遣した。

 気象庁によると、草津町内は22日に降った雪で新たに約28センチ積雪が増えた。

 気象庁によると、23日午前10時前に振り幅の大きな火山性微動を観測。同庁は火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から断続的にレベル3(入山規制)まで引き上げた。本白根山の鏡池付近から2キロの範囲で噴石などに注意するよう呼びかけている。