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 群馬県草津町の草津白根山で23日に発生した噴火で、噴火とほぼ同じ午前10時ごろ、東側にある草津国際スキー場に多数の噴石が落下した。スキー場で訓練中だった陸上自衛隊員30人のうち、噴石が当たった男性陸曹長(49)が死亡し、ほかにも隊員7人やスキー客ら計11人も噴石で骨折するなどのけがをした。

 草津白根山は主に三つの山から成り、気象庁は、北側の白根山(標高2160メートル)を噴火の可能性が高いとして24時間監視していたが、今回は警戒していなかった本白根山(同2171メートル)の東側にある鏡池付近の火口で噴火した。

 防衛省によると、陸曹長1人が死亡したほか、隊員5人が骨折などの重傷、2人がけがをした。現場にいたのは陸上自衛隊第12旅団(司令部=群馬県・相馬原駐屯地)のヘリコプター隊で、積雪地での救助活動などに備えたスキー訓練中だった。隊員30人が複数グループに分かれて訓練を開始し、8人が山頂から滑走中、噴石に見舞われた。残る22人はふもとにいたという。当初、雪崩に巻き込まれたとしていたが、その後、雪崩ではなく、噴石によるけがと明らかにした。

 県災害対策本部などによると、山頂とふもとを結ぶ「白根火山ロープウェイ」(全長2400メートル)のゴンドラに噴石のようなものが当たり、窓ガラスが割れて乗客がけがをした。このほか、スキー客ら約80人が一時、山頂駅(標高約2千メートル)付近に取り残されたが、日没ごろまでに自衛隊のヘリコプターや民間のスノーモービルで救出された。

 気象庁は、同日午前9時59分から8分間、振幅の大きい火山性微動を確認したとしており、この間に噴火したとみて調べている。

 同庁は同日、噴火警戒レベルを活火山であることに留意するレベル1から、段階的に、入山を規制するレベル3まで引き上げた。24日以降、本白根山にも地震計や監視カメラなどを設置する方針だという。草津白根山で噴火が起きたのは、白根山山頂付近の湯釜火口周辺で1983年12月に水蒸気噴火を起こして以来。鏡池周辺では約3千年前に噴火したとみられている。(山本孝興)

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 防衛省は、当初、雪崩に巻き込まれたとしていたが、「気象庁は雪崩という範疇(はんちゅう)のものは起きていないとしている」として訂正した。

 草津町も「雪崩の事実は確認できていない」としている。