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 内戦が続くシリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区で22日、アサド政権軍によるとみられる化学兵器の使用が疑われる攻撃があった。反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」によると、市民21人が呼吸困難に陥ったという。

 攻撃があったのは、政権軍が包囲している東グータ地区内のドゥーマで、22日早朝にミサイルが撃ち込まれた後、住民らが呼吸困難に陥ったという。被害者には子ども6人と女性6人も含まれている。

 AFP通信によると、地元の医療関係者は、被害者の症状として呼吸器の炎症、呼吸困難、せき、目の充血などを挙げ、「漂白剤か塩素ガスのような臭いがした」と話している。ボランティア救助組織「シリア民間防衛隊」は、ツイッターで「おそらく塩素ガスが使用された」としている。

 監視団によると、東グータ地区では、13日にも化学兵器使用が疑われる攻撃があったという。同地区は内戦勃発以来の反体制派の拠点で、2013年秋ごろから政権軍に包囲され、約40万人が食料や医薬品不足に苦しむ。政権軍は最近、同地区への砲撃や空爆による攻撃を激化させている。(イスタンブール=其山史晃)

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