【動画】練習に励む東京学館新潟高校吹奏楽部の部員たち=武田啓亮撮影
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 「楽器がうまいだけではダメ」。東京学館新潟高校で10年以上にわたって吹奏楽部の顧問を務める村山文隆教諭は、音楽を通して「心を育てる」ことをモットーにしている。生徒たちには部室をきれいに保つなど、技術面以外の目標を自ら決めさせている。

 もちろん、演奏技術をおろそかにしているわけではない。同部が全体で練習するのは週に2回ほど。多くの時間を個人の技術を磨くことに割いている。部長でクラリネット担当の佐藤未唯優(みいゆ)さん(2年)は「まず個人の技術がしっかりしていないと、全体で合わせても意味がない」と話す。同校は、2月4日に山梨県で開かれる西関東アンサンブルコンテストにも出場予定で、個々の技術の高さも評価されている。

 部員46人のうち、1年生が29人、2年生が17人。入部希望者は増加傾向にある。副部長でトランペット担当の石井仁奈さん(2年)は「近隣の中学校と合同で演奏会をするなどしてきた成果ではないか」と話す。1年生でバストロンボーン担当の長谷川鈴さんもその1人だ。「中学生時代に演奏を聞いて、入部したいと思った」

 4月からは新入生も加わり、部はさらににぎやかになる。新入生歓迎会の今年の曲目はまだ決めていないが「見た目でも楽しめるよう、振り付けが映える曲にしたい」と佐藤さん。今の1年生には「先輩として、新入生を支えられるようになって欲しい」と成長に期待をこめた。(武田啓亮)