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 彦根市と彦根税務署は2月中旬から受け付ける確定申告から、双方間の事務のやりとりを電子化する。県内の自治体では初めて。納税者には所得税の還付決定が早まる利点などがある。

 確定申告は税務署のほか、個人のパソコンなどからの電子申告(e―Tax)、市町村が設ける相談会場で受け付けている。彦根税務署管内(彦根市と愛知・犬上郡4町)では昨年度約2万5千件の申告があり、彦根市の相談会場からは国税の確定申告が約2千件あった。

 昨年までは、自治体が受け付けた確定申告を書面化し提出名簿を作成して保管。税務署職員が毎日出向いて回収してきた。事務の効率化と紛失防止のため、昨年1月からはデータの電子送信が可能になった。

 彦根市は今年度全庁のシステムを改修するため、これを機に電子化を決めた。大阪国税局によると、今年度は近畿6府県の半数の自治体が電子化するという。

 確定申告は来月16日から3月15日まで。市内では彦根駅前の平和堂アル・プラザ内の仮庁舎に相談会場を設ける。(大野宏)