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 「美容クリーム」としての利用が問題となっていた公的医療保険の対象の塗り薬について、厚生労働省は処方量の上限規制の導入を見送ることを決めた。この塗り薬のような保湿剤が必要ながん患者団体などから反発を受けたためだ。

 この塗り薬はアトピー性皮膚炎などの治療に使う「ヒルドイド」とその後発医薬品。保湿効果があり、雑誌やインターネットで美容クリームとして紹介されることが多い。医師から処方されれば現役世代なら自己負担は3割ですみ、厚労省の調査で大量に処方されている事例も見つかった。

 このため、厚労省は不適切な保険の使い方を減らそうと、医師が1度に処方できる量に上限を設けることなどを検討してきた。だが、がん患者団体などから「放射線治療による皮膚障害に保湿剤は欠かせない」といった声があがり、断念した。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(水戸部六美)