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 音楽プロデューサーの小室哲哉が19日、引退表明した。1990年代を華やかに彩ったヒットメーカーは、日本の音楽シーンに何をもたらしたのか。

 「93年からぎりぎり2000年が(僕の)ブーム。その頃の基準を超えられず枯渇した感覚になった」。19日の会見で小室は、引退要因の一つに、妻KEIKOの介護問題や自身の病などを抱えた状態での音楽活動をするなかで、近年の創作水準が全盛期に及ばないことへの苦悩を挙げた。

 オリコンによると、手がけたシングルの総売り上げは7184万枚。作曲家別では筒美京平に次ぐ歴代2位だ。安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」(97年)の229万枚、globeの「DEPARTURES」(96年)の228万枚など、ヒットの大半は90年代だ。

 シンセサイザーの未来感あふれる音色と、強烈なビート感で彩られる小室サウンド。音楽評論家の能地祐子さんは「大衆に届ける音楽は、普遍化の圧力を受けてぬるい表現になりがちだが、小室さんは違った。テンポやビート感、詞の展開……。すべてにキレとスピード感があった」。また、ハウスやジャングルなど、当時欧米の最先端のダンス音楽を導入。そのまま取り込まず、大衆向けに平易にかみ砕きながら「そんな音楽の魅力を、全国津々浦々、小中学生にまで浸透させた」功績を指摘する。

 一方、90年代の音楽バブルの…

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