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 上空に強い寒気が流れ込んでいる影響で、25日朝は全国的に気温が下がり、この冬一番の冷え込みとなった。東京都心では午前6時20分に最低気温が零下4・0度を記録した。気象庁によると、都心で零下4度を記録したのは、観測地点が千代田区大手町にあった1970年1月17日以来、48年ぶり。

 都心の観測地点は、2014年12月に千代田区の北の丸公園に移転した。同庁によると、北の丸公園の方が最低気温は年間平均1・4度低いという。

 都内では、府中市で午前6時26分に零下8・4度を記録。観測史上、最も低かった84年2月8日の零下8・2度を更新した。また、北海道喜茂別町では、午前0時43分に零下31・3度を観測した。西日本でも、大阪府東大阪市の生駒山で零下8・8度だったほか、京都市で同3・6度、大阪市で同2・5度と、この冬一番の寒さだった。

 日中も全国的に気温は上がらず、都心と横浜、千葉、名古屋の各市で最高気温が4度、さいたま、大阪、広島、福岡の各市で3度の予想。同庁によると、午前10時までの24時間の降雪量は福島県檜枝岐村で54センチ、岩手県西和賀町で53センチ、新潟県魚沼市で49センチなど。午前10時現在の積雪量は青森市(酸ケ湯)で300センチ、山形県大蔵村で287センチなどとなっている。

 85年1月以来、33年ぶりに冬に「低温注意報」が出た東京23区。厚手のコートを着たり、白い息をはいたりしながら職場に向かう人の姿が目立った。千代田区の日比谷公園にある雲形池には氷が張り、噴水の鶴は羽につららが垂れ下がる。カメラを構える人も多く見られた。

 霞が関に勤める横浜市の会社員男性(33)は普段よりも厚めのニットを着て出勤。「いつも以上に寒い。肌に突き刺さるようだ」と両手をもんだ。埼玉県越谷市の会社員男性(43)は「寒いって言うより痛い。普段より2枚多く着てきました」。東京都板橋区の会社員芳賀風華さん(29)は長女(1)と日比谷公園を散歩していた。「いつもより上も下も1枚ずつ多く着込みました。寒くて子どももなかなか起きられなかった」。千葉県船橋市に住む40代の公務員女性は「水道が凍って水とお湯が出なかった」と話した。

 一方、公務員の40代男性は「寒い寒いというけど、そこまで寒くは感じない。今朝もいつもと同じアイスカフェラテを頼みました」。

 東京都水道局によると、午前10時までに、「水が出ない」など、都内で729件の問い合わせがあり、対応に追われた。