[PR]

 都市部で新しいホテルがどんどん建ち始めています。日本を訪れる外国人客が急増し、主に首都圏や関西で宿泊施設がまだ必要だとみられているからです。

 とくに大阪のホテルの年間客室稼働率は80%台後半と全国で最も予約が取りにくくなっています。一方で、ホテルの「建設ラッシュ」の勢いに最近では「供給過剰」を心配する声も聞かれるようになりました。

 いま、ホテル市場はどうなっているのか。大阪市でもっとも部屋数の多い老舗ホテル「リーガロイヤルホテル」(984室)を運営するロイヤルホテルの蔭山秀一社長に聞きました。(伊藤弘毅)

 ――関西ではここ数年、訪日客が急激に増えて街がにぎわっています。

 「関西空港に格安航空会社(LCC)を積極的に誘致した結果、中国や韓国、台湾など東アジアから旅行者がたくさん来ている。特に中国の伸びが著しい」

 「一般的に都市住民の年間所得が5千ドルを超えると、海外旅行需要が生じると言われる。10年前に中国でその水準に達していたのは上海など4都市程度だったのが、いまやほとんどの主要都市がクリアした。中国の人口は13億人。年間700万人が日本にきた程度で驚いていてはいけない。もっともっと増える」

「大阪の客室稼働率は9割」

 ――宿泊客が急に増えたことで、大阪のホテルの年間客室稼働率は全国で最も高くなっています。

 「リーガロイヤルホテルの客室稼働率も9割近い。東アジア、世界から関西に注目が集まり、観光客が集まるようになった」

 「『東アジアの観光客偏重』にはリスクもある。今後はビジネス層など、これまでと違う客層を狙っていかないといけない。関西ではこれからラグビーW杯など大型のスポーツイベントがある。日本のスポンサー企業は、国内外から取引先の幹部を観戦に招待するだろう。ホテル業界にとっても新たな客層を取り込む千載一遇のチャンスだ。今後のホテル需要は強気に見ている」

 ――大阪では2025年の国際博覧会(万博)の誘致をめざしており、カジノを含む統合型リゾート(IR)も誘致しようとしています。

 「IRの誘致に成功すれば、国内外からビジネス客が増えるだろう。というのも、IRには国際会議や学会、見本市などを開く『MICE(マイス)』施設が併設される計画だ。そこでイベントがあるたび、IR施設内のホテルで受け入れきれない客が近隣のホテルに流れる」

■「今の状況、かなりの過…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら