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 スーパーコンピューター開発を巡る国の助成金詐欺事件で、助成金を出した国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が、助成した開発会社の外注先に検査に入っていたにもかかわらず、不正を見逃していたことが25日、分かった。社員から偽の半導体を見せられ、本物と信じ込んでいたという。

 NEDOを所管する経済産業省が25日、助成の経緯について立憲民主党に説明。助成金額を確定させるための検査でNEDO職員が外注先に立ち入った際、社員から開発の成果として偽の半導体を見せられたケースがあった。性能は外観だけでは分からないが、電子顕微鏡を使って構造を調べたり、動作テストをしたりするなどの確認をしなかったという。

 経産省の担当者は「もっとできることがあったと言われればまさにその通りだ」と話した。

 この事件では、東京地検特捜部がスパコン開発会社「PEZY Computing」の前社長ら2人について、NEDOの助成金計約6億5千万円をだまし取ったとして、詐欺罪で起訴した。2013年度の事業では、外注費用を水増しする手口で約4億3千万円をだまし取ったとされる。(伊藤舞虹)