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 不法投棄された産業廃棄物の撤去を昨年3月に終えた豊島(土庄町)で25日、処分地の地中から産廃汚泥約85トンが見つかった。県は今後、汚泥の性質を確認し、処理方法を決める。

 県によると、この日正午ごろ、地下水浄化のため処分地内の穴を広げようと重機で地面を掘削していた県職員が、深さ約1・5~4メートルに埋まっている汚泥を発見した。地表から約1・5メートルは業者が覆土したとみられ、これまでに見つけられなかったという。

 午後3時ごろにはすべてを掘り出し、近くの仮設テント内で保管しているという。直島の無害化処理施設は既に溶融炉の除染を進めているため、今回見つかった汚泥の処理には使えず、県は今後、汚泥の処理ができる県内外の施設を探す。武本哲史・県廃棄物対策課長は「非常に残念。専門家にも相談したうえで適切に処理したい」と話した。

 廃棄物対策豊島住民会議の安岐正三事務局長(66)は「技術的にすべての産廃を見つけ出すのは難しいので、残っている可能性はあると思っていた。より慎重に今後の作業を進めてほしい」と話した。

 豊島では昨年3月、産廃約90万トンの搬出が完了し、6月には直島で進めた無害化処理も終えていた。