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 子どもの頃、公民館とか学校の体育館で「セロ弾きのゴーシュ」を見ませんでしたか? 宮沢賢治の名作童話を高畑勲監督(1935年~)が映像化した1982年のアニメ映画です。「子ダヌキがかわいかった」とか「音楽が楽しかったなぁ」といった記憶がおぼろげに残っているだけ、という方はぜひ一度見返して下さい。大人になると、そのやさしく深い味わいがじんわり体にしみてくる、いい映画なのです。

 下請けプロダクションだったオープロが5年をかけて完成させた63分の自主制作作品で、オープロのメインアニメーターである才田俊次さん(さいだ・としつぐ/1949年~)がキャラクターデザイン、レイアウト、そして原画をすべてこなしました。才田さんが19日に東京・三鷹ネットワーク大学で行った講演でのお話と合わせてご紹介しましょう。「アニメーション文化講座 アニメーションの見方を学ぼう~受け継がれる制作者たちの志~」(協力/三鷹の森ジブリ美術館)第2回「高畑勲・宮崎駿両監督作品の現場から(1)」です。

 「1970年くらいからこの仕事をしておりまして、高畑さん宮崎さんとのお付き合いは、最初は『ルパン三世』でした。私はお手伝いでしたが、高畑さんたちもお手伝い。ちょっとすれ違った程度でした。『パンダコパンダ』でかなり接近し、『アルプスの少女ハイジ』でもうどっぷり。そのまま『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』とつながって、映画の『じゃりン子チエ』へ。その合間に作っていたのが『ゴーシュ』です。だから74年から80年くらいまでずっと高畑さんと仕事をしていたんですね」

 ファーストルパンが71年、「…

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