仮想通貨取引所コインチェック、出金停止 トラブルか

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 「ビットコイン」などを扱う仮想通貨取引所のコインチェック(東京都渋谷区)は26日午後、ビットコインなどの仮想通貨や日本円を含むすべての通貨の出金を停止したと発表した。仮想通貨の売買は、ビットコイン以外については停止している。仮想通貨の一つ「NEM」での不正送金などのトラブルが原因とみられるが、コインチェックは原因や詳細について調査中としている。

 仮想通貨を巡っては2014年に取引所「マウント・ゴックス」が破綻(はたん)し、巨額の資産が返還されない事態になった。その後も仮想通貨の取引が広がる中、金融庁は業界を監督するため昨春、仮想通貨取引所に登録制を導入。コインチェックも登録へ向けて申請をしているが、現時点で登録されていない。ただ、「見なし業者」として営業は続けており、法律上、金融庁にはこうした事案については報告する義務がある。同庁幹部は「事案の被害状況や原因、再発防止策を報告してもらうが、まずは顧客保護に万全を期してもらいたい」としている。

 コインチェックの出金停止などを受け、仮想通貨市場全体が下落している。26日にNEMの価格は一時、4割ほど下落。「ビットコイン」や「イーサリアム」といった他の通貨も1割ほど下落した。