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 第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦2回戦(準々決勝)、渡辺明棋王―広瀬章人八段戦が26日夜、東京都渋谷区の将棋会館で指され、84手で広瀬八段が勝った。的確な判断で相手の攻めを見切り、痛烈な反撃を決めて2年連続の準決勝進出を果たした。

 朝日杯は、羽生善治竜王、久保利明王将、藤井聡太四段が4強入りを決めている。26日にあった最後のブロックの1回戦では、渡辺棋王は三浦弘行九段に、広瀬八段は菅井竜也王位にそれぞれ勝ち、2回戦に駒を進めた。

 両者の対戦成績は8勝8敗。タイトル獲得では竜王9連覇の経験がある渡辺棋王が上回るものの、直接対決では互角の戦いを演じている。一方、勝負の世界を出れば、サッカーが好きという共通点があり、昨年12月の広瀬八段の結婚披露宴には渡辺棋王も出席。親しい間柄だ。

 対局開始の10分前、振り駒で渡辺棋王の先手番が決まった。その後は両者、時折目を閉じて思考を巡らせる。手番が決まり、作戦を具体的に練る時間だ。駒は動かなくても、戦いは既に始まっている。午後7時、対局開始。後手番の広瀬八段の誘導で、いわゆる雁木(がんぎ)模様の戦いへと進んだ。

 互いに陣形を固める前に、本格的な戦闘が始まった。複数の箇所で駒がぶつかる複雑な局面が続いたが、攻勢をとることに成功したのは渡辺棋王。だが、広瀬八段の正確な受けの前にミスが出た。

 図は、渡辺棋王が▲3五桂と打…

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