【動画】桐生選手らがかけっこ教室=鈴木孝英撮影
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 陸上の男子100メートルで9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀選手(22)らが28日、横浜市青葉区の「こどもの国」でかけっこ教室を開いた。参加した子どもたちは、桐生選手の走る速さなどに驚きの声をあげた。

 教室は、トップアスリートが幼少期の思い出や夢を語る本紙日曜の連載「未来ノート―202Xの君へ―」から生まれた企画。4千人以上の応募から当選した約400人の小学1~4年生が、リオデジャネイロ五輪400メートルリレー銀メダリストの桐生選手や、シドニー五輪400メートルリレー代表の小島茂之さん(38)から、腕の振り方など走る時の姿勢を学んだ。

 川崎市立栗木台小4年の古泉慶春(よしはる)君(10)は毎週月曜の放課後にかけっこ教室に通っており、桐生選手に速く走るコツを聞きかったという。「しっかり練習して体力をつけて」とアドバイスをもらったという古泉君は「桐生選手は野球のボールも90メートル投げると聞いて、足が速いだけじゃないんだ」とびっくりした様子だった。

 横浜市立東山田小4年の山本美空(みく)さん(10)は、100メートルを15秒37で走る俊足。あこがれの桐生選手を見て「100メートルで五輪に出たい」と、夢がより具体的になったという。一緒に参加した桐蔭学園小学部4年の田嶋祐奈さん(10)は、駅伝で区間賞を取るほどだが、トップランナーの走りを目にして、「短距離が好きになった」と語った。

 桐生選手は「陸上選手になりたいと言ってくれる子がたくさんいて、うれしかった」と振り返った。教室の最後は「走ることはすべてのスポーツの基本。楽しみながら頑張って」と、未来のオリンピック候補らにエールを送っていた。(鈴木孝英)