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 大阪開催をめざす2025年万博の誘致活動で使う非売品のグッズが、ネットオークションに相次いで出品されている。約3千円で落札されたロゴ入りピンバッジもある。誘致委員会は「想定外の使われ方」と対応に苦慮している。

 「非売品、新品です」

 「頂き物ですが、使用しないため出品」

 そんな商品説明で出品されているのは大阪万博誘致のロゴ入りピンバッジ。誘致委が17万個を制作中で、大阪誘致をアピールしてもらうため、大阪府内外の自治体職員や議員、誘致委に加わる経済団体の会員企業などに無料で配っている。

 これがネットオークションに出品され、多くは3千円ほどで落札されている。10個セットで2万円近くで売り出されたものもある。ほかにも誘致委のロゴと博覧会国際事務局(BIE、本部・パリ)のロゴが入った折り紙の出品もあった。海外の要人に支持を呼びかけるときに「お土産」として渡すほか、イベントでプレゼントするものだ。

 経済産業省や大阪府によると、誘致委やBIEはロゴの使用方法を定めているが、ロゴ入りグッズを入手した第三者による売買を禁じる規定はない。

 大阪府万博誘致推進室の担当者は「機運醸成のために配っているので、売買されるのは想定していなかった」と困惑している。(佐藤恵子)