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 留学生仲間からコカインを譲り受けたとして、宮城県警は29日までに、東北大学に通う外国人留学生の男女6人を麻薬取締法違反(譲り受け)の疑いで逮捕し、同日発表した。全員、容疑を認めているという。

 銃器薬物対策課によると、逮捕されたのはいずれも仙台市青葉区に住むニュージーランド国籍の女(21)、スイス国籍の男(25)、フィリピン国籍の男(20)、オーストラリア国籍の男(22)、スウェーデン国籍の男(23)、ボスニア・ヘルツェゴビナ国籍の男(26)の6人。いずれも昨年、東北大に留学生として入学していた。うち3人は不起訴処分(起訴猶予)となり、釈放されている。

 6人は昨年11~12月、同区内にある留学生向けの寮やナイトクラブなどで、オーストラリア国籍の留学生クロトフィル・カラム・ニコラス被告(20)=同法違反の罪で起訴=から若干量のコカインを無償で譲り受けた疑いが持たれている。

 ニコラス被告は昨年10月、ヘロイン0・98グラム(3万円相当)と合成麻薬MDMA6・99グラム(2万8千円相当)を隠した郵便物を海外から自分の寮に送らせたとして、同法違反の疑いで逮捕されていた。県警がニコラス被告の部屋を捜索したところ、袋に入ったコカイン約6・5グラムとヘロイン約0・07グラムが見つかり、ほかの6人に譲渡した疑いが浮上したという。

 東北大は「事実の解明に努めるとともに、留学生受け入れの審査体制強化と禁止薬物に関する教育に徹底して取り組んでいく」とのコメントを発表した。