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 経済再生相の茂木敏充・衆院議員(栃木5区)は29日、自身の秘書が選挙区の有権者に線香を配っていたことを明らかにした。衆院予算委員会で野党の質問に答えた。政治家が選挙区内の有権者に金銭や物品を配る行為は公職選挙法で禁じられているが、茂木氏は「配布したものに私の氏名は入っていない」などと、違法性は否定した。

 25日発売の週刊新潮が、茂木氏の秘書が選挙区内の有権者に1千~1500円で市販されている線香を配っていたとする記事を掲載していた。野党側はこれを受けて質問した。

 答弁に立った茂木氏は、自らが代表を務める政党支部の活動の一環として線香を配ったことを認めた。一方で、線香には自身の名前が書かれていないとして、「公選法の規定にのっとって行った」と説明した。公選法は「氏名を表示、または類推されるような方法」での寄付を禁じている。

 予算委では配った数についても聞かれたが、茂木氏は「政治活動の詳細についてはコメントを控える」と答えるにとどめた。(小林太一)