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 終末期を介護施設で過ごす人が増え、2016年には約12万人が施設で亡くなった。05年の4倍になる。自宅暮らしが難しくなっても、病院ではなく「生活の場」で最期を迎えられるよう国も後押ししている。

 昨年8月1日の昼前、埼玉県の女性(59)の携帯電話が鳴った。母(当時87)が入所する東京都足立区の特別養護老人ホーム(特養)「さくら」からだった。

 「できるだけ早く戻ってきてもらえませんか」

 駆けつけると、母の呼吸の間隔が長くなっていった。職員が交代で見守り、非番だった母の担当の男性職員も付き添った。

 午後3時半ごろ、呼吸が停止。医師を呼んで死亡診断書を書いてもらい、体をふき、薄く化粧をした。部屋がある3階からエレベーターに乗るとき、他の入居者が涙を流して見送った。

 母はもともと足立区内で暮らし…

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