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 3月に実施されるエジプト大統領選の立候補届け出が29日に締め切られた。届け出たのは現職のシーシ大統領(63)と、小政党ガッド党のムーサ党首(65)の2人。ムーサ氏の知名度は低く、シーシ氏の再選は確実だ。

 これまで立候補を表明していたシャフィーク元首相は撤退を表明、アナン元軍参謀総長は軍紀違反で拘束されるなど、政権側が有力候補を排除しているとの批判が高まっていた。

 ガッド党はもともとシーシ氏支持を打ち出していたが、ムーサ氏は締め切り直前に届け出た。政権がシーシ氏の対立候補がいない状況を回避するためにムーサ氏に立候補を要請したとの見方が支配的だ。

 シーシ政権はテロとの戦いを強調する一方、言論を統制して政府批判を封じこめる強権的な姿勢が目立っている。投票は3月26~28日に実施されるが、投票率は低くなると予想されている。(カイロ=翁長忠雄)

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