[PR]

 スーパーコンピューター開発を巡る国の助成金詐取事件について、世耕弘成経済産業相は30日の衆院予算委員会で、「現時点で確認できる範囲では(助成金の交付に)政治家の関与はなかった」と述べた。希望の党の今井雅人氏に答えた。

 世耕氏の説明によると、助成金の審査に関わった外部有識者計56人に対し、政治家からの働きかけがあったかどうかを調査した。連絡がついた52人は、いずれも働きかけはなかったと答えた。残りの4人は亡くなったり海外にいたりして、連絡が取れなかった。

 一方、安倍晋三首相は「補助金の交付などについてはそれぞれの所管省庁、実施機関で法令や予算の趣旨にのっとって、適正に実施されるべきだ」と繰り返し強調した。

 衆院予算委は30日午後に締めくくり質疑がある。与党は、待機児童対策で保育の受け皿整備に808億円など総額2兆7073億円の追加歳出を盛り込んだ2017年度補正予算案を同日中の衆院本会議で可決して参院に送る構えで、締めくくり質疑後に委員会採決を提案する。