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 ミツカンやカゴメが、自社が得意とする調味料を使った減塩メニューを提案している。「さしすせそ」と言われる基礎調味料が振るわないなか、健康志向の消費者に売り込む。

 ミツカンは、家庭料理の定番に、しょうゆではなく酢やポン酢、めんつゆを使ってもらうことをめざす。豚のしょうが焼きやサバの煮付け、インゲンのゴマあえといった料理だ。

 酢やだしの風味で満足を感じてもらう。例えば、ゴマあえにポン酢を使うことで、同じ量のしょうゆより4割減塩できるという。

 カゴメはトマトケチャップを「万能調味料」としてPRしている。肉じゃがや豚汁などで使うしょうゆ、みその半分をケチャップに置き換えると、3割以上減塩できる。ケチャップのうまみと甘みで味のバランスも整う、としている。

 総務省の家計調査によると、砂糖、塩、酢、しょうゆ、みその基礎調味料の国内1世帯あたりの消費額は2016年までの10年間で2割減った。外食、中食の普及や自宅での調理に手間をかけない傾向も、逆風になっている。

 一方、調査会社の富士経済は、塩分や保存料を控えた調味料の16年の国内市場を、前年より5・4%多い1303億円と推計した。ケチャップも、トマトの健康への効果が広く知られるようになったことを追い風に18年以降の消費は伸びる、とみている。(高橋諒子)