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 気象庁は30日、宮城県と山形県にまたがる蔵王山(1841メートル)で小規模な噴火が起きる可能性があるとして、噴火警報(火口周辺)を出した。噴火警戒レベルも1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。

 仙台管区気象台は、火口になりそうな場所からおおむね1・2キロの範囲で大きな噴石が飛んでくる可能性があると注意を呼びかけ、周辺の蔵王、川崎、七ケ宿の3町(いずれも宮城県)と山形市、上山市(いずれも山形県)は注意を促すメールを地域に配信。登山口には入山規制を示す看板を設置した。

 同気象台は28日と30日、火口湖の「御釜(おかま)」付近でマグマや熱水の移動を示す火山性微動を計3回観測した。うち30日午後2時18分には2010年9月の観測開始以来、最大の振幅を記録した。また、山頂南側で地殻変動に伴う隆起もわずかに確認され、火山性地震は30日夕までに4回を数えたという。

 蔵王山では、噴火警戒レベルが導入された16年7月以来、初のレベル2に。15年4月にレベル2と同等の「火口周辺警報」を出したが、そのときと同じような事態になった。