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 生活困窮者らの支援を目的とした札幌市東区の木造2階建て共同住宅「そしあるハイム」から出火し、11人が死亡した火災で、1階中央部分の燃え方が激しく、付近には灯油が入ったポリタンクが置かれていたことが、関係者への取材でわかった。

 この灯油に引火し、短時間で大きな火災につながった可能性があり、警察や消防が出火原因を慎重に調べている。

 消防によると、1階中央部分の燃え方が激しく、2階部分の床が全部落ちるほどだった。運営会社などによると、各部屋や食堂にはファンヒーターがあり、1階のポリタンクからそれぞれ必要な分の灯油をくんで部屋に持ち帰っていた。建物に出入りしている付近の住民によると、火事があった1月31日にも1階中央部分の廊下に灯油が入ったポリタンク4、5個が置かれていたという。

 北海道警と消防は2日午前9時半ごろ、合同で現場検証を始めた。総務省消防庁も調査に当たっている。

 ハイムを運営するのは「合同会社なんもさサポート」(札幌市北区、藤本典良代表)で、入居者は40~80代の男女16人。男性8人と女性3人の計11人の死亡が確認された。この日の現場検証には藤本代表も立ち会った。