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 初めて2人を立てた貴乃花一門への警戒感で、他の五つの一門はほぼ結束を守った形で、各候補者が得票を伸ばした。

 鍵を握ったのは、16人で鏡山親方(元関脇多賀竜)1人を擁立した時津風一門だった。当選ラインは9票で確実。そこで11票獲得して、余裕のある残り5票を他の一門に回した。

 相手は時津風一門として当選して欲しいが、足元に不安のあると思われる候補だ。まずは、支援している八角理事長(元横綱北勝海)に1票。次は出羽海一門の境川親方(元小結両国)へ1票。前回選挙で票の割れた伊勢ケ浜一門の高島親方(元関脇高望山)には計3票が渡った。

 その他では高砂一門に反理事長派がいたが、外に票が出たのは2票。うち1票は子ども同士が結婚した貴乃花親方(元横綱)へ回ったと見られる。

 貴乃花親方と最下位争いをすると思われた出羽海一門の山響親方(元関脇巌雄)の基礎票は5票。そこに貴乃花一門と高砂一門から計3票を上積みした。

 結果的に基礎票が物を言った。11票で2人を目指した貴乃花一門には、初めから厳しい選挙だった。