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 平昌五輪のノルディックスキー複合で、自身初の個人金メダルを目指す渡部暁斗(北野建設)が2日、ワールドカップ(W杯)白馬大会の公式練習のジャンプで、転倒するアクシデントがあった。

 現在W杯総合1位の渡部暁は、3日に長野県白馬村の白馬ジャンプ競技場(HS134メートル)などである個人第13戦の公式練習に参加した。K点(120メートル)越えの127メートルを飛んだ2回目、着地した直後にスキー板がハの字に開き、前のめりに倒れて滑り落ちた。

 ただ、スタッフが駆け寄る前に自力で立ち上がった。無事であることを示すように手を上げて、歩いて引きあげた。

 その後、渡部暁は本戦の前半ジャンプが悪天候で中止になった場合に結果が採用される、予備ジャンプに出場。129メートルの122・7点で2位につけた。影響や痛みは、と報道陣に問われると「大丈夫。ありません」ときっぱり。好天で気温が上がり、着地点の雪が軟らかくなって滑りづらくなっていたという。転倒はいつ以来か覚えていないといい、「久しぶりに転んで、転ぶのはこういう感じだったなと思い出した」と苦笑いした。

 渡部暁はW杯3連勝中。平昌五輪の調整を優先した欧州の強豪選手は今大会に参加しておらず、総合10位以内は渡部暁の他に、同2位のヤン・シュミット(ノルウェー)だけ。白馬出身の渡部暁は、地元での勝利を目標にしている。(勝見壮史)