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 9日に開会式を迎える平昌(ピョンチャン)五輪の大会組織委員会は2日、ボランティア約2千人が劣悪な生活環境に不満を訴えるなどして開幕前にやめたことを明らかにした。ボランティアを多めに確保しているため足りているというが、改善策に急きょ乗り出した。

 大会ボランティアは先月から働き始め、五輪とパラリンピック期間中は約1万8千人が観客誘導や通訳などで運営にかかわる。組織委によると、ボランティア向けの宿泊施設では温水が出ずに冷水で体を洗ったという苦情や、洗濯機が少ないため夜遅くまで順番待ちしなければならないことに不満が出ていたという。

 そこで大会組織委は、一部の宿泊施設で使用が制限されていた温水を24時間使えるように求めたり、洗濯機を新たに借りたりしたという。また、極寒の中、通勤のためのバスを待つ時間を減らそうと増便した。

 組織委の李熙範(イヒボム)会長は「開催地が都市ではなく、寒さも厳しいため、勤務環境の改善には限界があるが、最善を尽くしたい。五輪の成功にはボランティアの活動は欠かせない。大会が終わるまで一人も離脱することなく一緒に参加してほしい」とコメントした。(平昌=笠井正基)